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2010 05,04 23:59 |
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「狼の口」でスイスの歴史に興味を持ったのでその周辺をまとめてみました。
資料……「世界史年表・地図」吉川弘文館
ウィキペディア ・ウィリアム・テルとヘルマン・ゲスラーは実在するかどうか証明されていない ・当時のハプスブルク家はスイスに所領を持つ伯爵家 11世紀 スイス全域が神聖ローマ帝国の支配下に入る 12世紀 ツェーリンゲン家、スイスを勢力基盤として整備する 13世紀 ザンクト・ゴットハルト峠開通 1218 ツェーリンゲン家断絶、家督はキーブルグ家→ハプスブルク家 12?? ウーリ州、自治権を獲得。後にシュヴィーツ州、ウンターヴァルデン州も自治権を獲得 1291 ルドルフ一世(ハプスブルク家)病死。アドルフ一世(ナッサウ家)、神聖ローマ皇帝即位。 皇帝になれなかった失意のアルプレヒト(ルドルフの息子)はスイスの経営に専念。自治権を失うのをおそれたスイス人は同盟を結成する。 「原初同盟」結成 1298 アドルフ一世廃位され、アルプレヒトとの戦いに破れ戦死する。 アルプレヒト一世(ハプスブルク家)、神聖ローマ皇帝即位 1307 ウィリアム・テル、オーストリア人の代官へルマン・ゲスラーを射殺。 スイス独立の口火を切る 1308 アルプレヒト1世暗殺。ハインリヒ7世(ルクセンブルク家)即位 1312 「狼の口」第三話の年? 1313 ハインリヒ7世死亡。 アルプレヒトの息子フリードリヒとバイエルン公ルートヴィヒ(ヴィステルバッハ家)が帝位を争う。スイス同盟はアルプレヒトを敵視していたのでルートヴィヒを支持。怒ったハプスブルク家はスイスに侵攻する。(第二話?) 1315 モルガルテンの戦い レオポルト1世(「狼の口」の公弟レオポルト)、スイス民兵に大敗する 1332~53 スイス、5州を加え8州となる(八州同盟) 1386 ゼンパッハの戦い(スイス民兵の勝利)。ハプスブルク家の影響が排除される。 1447 スイス民兵、ブルゴーニュ候を敗死させ、国力を固くする 1499 皇帝マクシミリアン1世、スイスに侵入するが敗れる(シュヴァーベン戦争)。これによりスイスは神聖ローマ帝国から事実上の独立を勝ち取る。 「世界史年表・地図」によると「1309 スイス同盟の結成」とあるのですが、「原初同盟」との違いが不明なので省きました。 「狼の口」視点で見るに、翌年にハプスブルク家の侵攻が始まって、さらに2年後に大きな戦いがあって、金髪ロン毛の公弟閣下が負ける(死ぬのは1326年)ようです。ちなみにこの年にレオポルトはサヴォイア伯の娘と結婚しています。 これまで「スイスは山ばかりで資源がないから傭兵を輸出していたんだろう」程度に思っていたのですが、民間人がハプスブルク家を相手に戦って独立を勝ち取ったという歴史があったのですね。 PR |
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