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2014 07,27 22:34 |
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今回は批判や考察ではなく単なる疑問を書いてみたい。
始めにお断りしておくと、私は「外国を舞台にした漫画を描く場合は、事前に現地に取材に行くべきである」とはまったく思っていない。 19世紀中央アジアの緻密な描写(でも歴史的に正確に描くつもりはない一種のファンタジー)が魅力の一つである「乙嫁語り」。 しかし森薫は中央アジアには行ったことが無いそうだ(単行本5巻までの時点で)。 時には資料を探しに国会図書館まで行き、専門家から「巻を重ねるごとに精度が上がっている」と言われるほどの森薫がなぜ、現地取材に行かなかったのか? 中央アジアに行くツアーはいくらでもあるし、「エマ」が成功したのだから、金も時間もある程度融通が利くだろう。 想像だが、森薫は自分の中の「中央アジア」を壊されたくなかったのではないか。子供の頃に魅せられ、色々な資料を見て想像を膨らませていた中央アジア。しかし現実にはロシアに侵略され、21世紀の今は生活も現代的になっていることだろう。森薫はそんなものは見たくない、「乙嫁語り」には自分が夢想した理想の中央アジアを描きたいと思ったのではないだろうか。 ま、実際は忙しくて行けなかったとか大きな出費があって旅行の余裕がなかったとか、そんな理由かもしれない。正直言ってどうでも良いのだが、ちょっと気になった。 PR |
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