2010-07-20 メイドマンガ論 エマシステム森薫「エマ」が大嫌いです。これメイドオタがイギリス行かないで、膨大な資料をもとに描いてます。シーケンスは素晴らしいが、ヴィクトリア朝マニアからすると全て嘘っぱちです。フェイクです。イギリスのクソ甘い砂糖菓子みたいです。あの、当時のメイドの身分階級判ってます? イギリスより苛酷な、持参金目当てで花嫁焼き殺したりしていやがる、複雑なカースト制度下のインドのマハラジャが女中に求愛するとか?リアリズム皆無です。イギリスはインドで阿片つくってアレコレやってました。現代のロンドンでもでもインド系の女性は男尊女卑の夫から凄惨な虐待うけてたりします。英会話覚えるの夫に禁止されて秘密集会で英語勉強したりしてるんですよー。さあ、こうした事実を知ってこの甘っちょろい漫画が楽しく読めますか?エマの恋愛相手はカスです。何の人間的魅力もないです。そして、なんでエマ アメリカに捨てる? どうやって生きてたんだ?で、なんで迎えにいくんですか?人気とりのための時間伸ばし? で、恋愛相手ががんばったのは茨の中でちょっとケガしただけ。あほですか。こんなの初歩的物語作法です。陳腐です。当時の高慢貴族ならエマに輪姦でもかますに決まってるでしょ。貴族ならメイド一人の抹殺くらいカンタンです。人さらいの人種的描写もヤバヤバです。あーあ。軽率に書いたらだめだよ。で、いかにも同人出身にありがちなキャラ萌えばっかしてるし。ザンネンながら、私の好きなのは萌えマンガじゃなくて、ジェイムズ・エルロイなんだよ!!メイドをなんだと思ってんですか?ヴィクトリア朝時代についてよーく勉強してみてください。徹底的に女性性が抑圧されていた時代だ。話になりません。でも坂田靖子の「バジル氏の優雅な生活」は大好きだったりして。フェイクの部分もありますが、当時の社会的問題もきっちり詳しく検証してあります。こっちのほうがオススメ!