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2011 09,23 00:16 |
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広島から帰った二日後、今度は東北に行きました。西日本から東日本へと慌しいです。
荷物(主に私の雑誌や本など)を、知り合いの空き家に置いてもらっていたのですが、その家を売ることになったそうで、最初は「全部捨てていい」と伝えたのですが、中にいくつかとっておきたいものもあるかもしれないので、それを見に行くことにしました。
台風が中部日本で猛威を振るっており、関東でも夜に大雨が降ったりしたので行くのをやめようかと思いましたが、朝には雨は小降りになり、風もほとんどありませんでした。台風が関東~東北に上陸するのは夜らしいので、早めに帰れば大丈夫だろうと判断し行くことに。 始発に乗り遅れたのでちょっと焦りつつ新幹線には間に合って自由席も確保できました。 車内のアナウンスによると、台風のせいでいろんな路線が運休になっているようです。新幹線の窓からだとそれほど強い雨風には思えないのですが、福島や仙台あたりに来ると、川がかなり増水していました。 東北新幹線は止まることなく無事目的地に到着し、まずはタクシーで墓に向かいました。墓参りのたびにあることですが、線香に火をつけるためマッチを擦ってもすぐ風で消えてしまい泣きたくなります。学校で「この地方は山から吹き降ろす風がいつも吹いていて……」と習った時、「そんな風吹いてないけどなぁ」と思ったものですが、故郷を離れて初めて「その風って本当にあったんだ」と悟った次第です。 なんとか線香にも火がつき、お参りを済ませた後、徒歩で荷物を預けているY家に向かいます。Y家の娘さんに出迎えられ、さっそく向かいの空き家でチェック開始。つーかかなりアレな表紙の薄い本があったりして恥ずかしいですよ! 竹本泉の単行本とかジョジョ第四部まで全巻とかドラえもん二十冊くらいとかFSSの単行本とかナウシカ1~3巻とか、イクサー1のムックとか、全部持って行きたかったけど涙を呑んで置いていくことにし、持参の手提げ二つにおさまる程度の本(それでもかなり重い)を抜き出しました。 次に、残った本を二階から一階に、何往復もして下ろしました。いくら空き家とはいえ、これだけの量の本を何年も預かってくれたY家には本当に感謝です。 作業を終え、Y家でお昼のハヤシライスをご馳走になった後、駅まで送ってもらいました。 雨風はかなり強くなっていましたが、新幹線はほぼ平常どおり運行していました。時間ぎりぎりに駅についたのですが、新幹線が四分遅れていたせいで余裕で乗る事ができました。 発車後、さっそく車内販売で赤ワインを買い、広島に行く時に買ったナッツバー(800kcal以上するシロモノ)をかじったり、コーヒーと焼き菓子がセットになった「スイーツセット」なるものを買ったり、リラックスタイムを満喫しつつ、新幹線は無事に東京駅に到着しました。 駅ではしきりと「○○線は台風のため運転を見合わせております」というアナウンスが流れ、周囲からは携帯電話に向かって「いけるところまで行きます」等と言っている声が聞こえます。 この期に及んでも私は「あー、東北新幹線は運休にならなくて良かった~」くらいにしか思っていませんでした。 ちょっと切符の日付を間違えたため、有人の改札口を通らなくてはいけなかったのですが、そこは長蛇の列でした。しかし「切符そのものはあるんだから並ぶ必要ないよね」と切符をカウンターに出して並ぶことなくJRの改札を出、地下鉄の改札に向かいました。 そこで私はようやく気づきました。 私の利用する路線は、地下鉄といっても地上に出ている区間があるからそこは当然運休になるのだということに……。 そして私が降りるのは地上部分でした。 携帯電話で色々検索したり、考えたりしましたが、タクシーだといくらかかるか想像もつかないし、バスはいくら乗り継いでも地元に近づける路線が見つかりません。ひとまず重い二袋の本がかなり行動の妨げになっていたので、駅の有料ロッカーに預けて身軽になり、地下鉄が動いている所まで行くため電車に乗りました。 しかし私の乗った電車は二駅先にしか行かないもので、仕方なくそこで降りて次のを待ちましたが一向に来ません。ホームは人でいっぱいです。 ようやく電車が来ましたが、人がいっぱいで乗れませんでした。 しかし、その電車は動くことなく、「各駅のホームに人があふれて危険なので全線で運転中止になりました」とアナウンスが流れました。 私はこの時点でもう電車で帰るのは無理だと判断し、改札を出てコンビニで地図を見てみました。どうやらこの場所から地元の駅までは、地下鉄の線にそってほぼ一本道になっているようです。 よかろう、ならば徒歩だ。 その地図を買い、よく方向を確かめて歩き出しました。他にも徒歩で帰宅らしき人が沢山いてちょっぴり心強いです(あくまで想像ですが)。 橋の上ではものすごい強風で歩けなくなり、欄干につかまってしゃがみこんだり(その横をよろめきもせずスタスタと歩いている人達は何者なんだろう)、一部、道が線路に沿わない所があって少し迷ったりしましたが、三時間ちょっとで無事地元に帰ることができました。 眼鏡を外したら見事なくらい曇っていました。 喉は渇いていましたが、腹はあまり減っていませんでした。多分新幹線の中で食べたナッツバーのおかげでしょう。一本で800kcal超えは伊達ではありません。 スポーツドリンクを飲み、シャワーだけ浴びて寝ました。 今後、万一のことがあって電車が止まっても徒歩で帰れるとわかったのは良い経験でしたが、できればその「万一のこと」は起こらないでもらいたいです。 今日、仕事帰りに東京駅まで行き、重い本を無事回収しました。脚がまだ痛いです。 PR |
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