イベントに行くつもりでわざわざ休みを取ったのに、朝起きたら「寒いから行くのやーめた」となって再び布団にもぐりこんでしまった。

　昨夜、FFで倉庫のポストに入れたり出したりしながら映画版デスノートの後編を見たわけだが。
　ちゃんと見ていないので見落としや勘違いがあるかもしれない。

　(以下ネタバレあり)

　前編は、最初に見たときは「悪くない」と思ったが、先週もう一度見たら、原作では月との緊迫感溢れる駆け引きを見せた南空ナオミは電波入ってるは自分から名前バラすは銃の持ち方が変だは(しかも月は一般人のナオミが銃を所持しているという前提でデスノートで操っていたようだし)、けっこう引っかかる場面が多かったが、極めつけは捜査本部に入るために月が詩織を殺すという点。「目的のために無関係の人間を殺す」というのは月はやらないと思うんだが……。
　後編はお待ちかねのミサ登場。でも声は低いしあんまり可愛くない(戸田恵理香自体は可愛いが、「ミサ」としてはなんか違う)。高田清美が火村と輝を合わせたような役割で活躍するが当然死ぬ。殺すには惜しい脚線美だった。
　レムがミサに入れ込んでいるという描写があまりなかったので、月がレムが死ぬ事を見越していたあたりが説得力がない。
　月が総一郎を殺そうとする点と、Lが自分の死と引き換えに月を陥れた、というのが納得いかない。どっちもそういうキャラではない。そういえば監督は前編公開の頃に出た本で「Lは頭が良くて周囲を見下している」と言っていたが、根本的に原作のキャラを理解してないんじゃないだろうか。
　「原作を読んでいる人が、原作とは違った二人の決着を見る」という点では面白いかもしれない。デスノートで操られている、と月が思い込んでいる総一郎に対して、月が語りかける場面はまあまあ盛り上がる。