ＦＦと打ち込もうとすると候補に「ファイファン」と出てくるのが鬱陶しい。

　部屋を片付けるため、いらない本を処分することにした。
　ブックオフに持っていけばコーヒー代くらいにはなりそうだが、遠いし重いし、中には傷んでいて売り物になりそうにないものも多かったので、まとめて資源ゴミに出すことにした。
　朝、出勤前にゴミ捨て場に持って行ったら、ちょっと身なりを構わない感じのおじさんが自転車に乗って通りかかり、少し行き過ぎてから自転車を止めて

　「あの本もらっていいですか？」

　と言った。私は「いいですよ」と答えた。
　ゴミの持ち去りは私の住んでいる自治体では違法なのだが(全国的にもそうなのか？)私がいなくなった後でまた来るかもしれないし、ブックオフに売るにしろちり紙交換に出すにしろ、リサイクルになるなら良いかと思った。

　が、よく考えてみると、資源ゴミ回収の日だから、そのまま回収されてもリサイクルされることには変わりないのだった。

　おじさんは本をしばるビニールひもをほどきながら、自転車の荷台にくくりつけた青いカゴに本を入れていた。あれは売り物を分別していたのだろうか。ヒモはちゃんと持って帰ったのだろうか。資源ゴミ回収の日はいつもああやってゴミ収集所を回って、金になりそうなものを集めて回っているのだろうか。



　コーヒーの味など全くわからない私が、これまでの人生で「不味い」と思ったコーヒーが二つある。ケンタッキーのコーヒーとトップバリュのインスタントコーヒーだ。
　トップバリュを全部飲み切った後の香味焙煎とブレンディの美味いことよ。



　初めて生のセージを買ったら、香りの良さに驚いた。
　実は水栽培するつもりで買ったのだが、茎が短すぎたので全部料理に使った。ハムと一緒に炒めただけだけ。