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2018 03,04 23:20 |
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私が気になった部分を引用する。 画面の密度が、しょっぱなも読み進んでも読み終えても、とにかくすごくて、ため息の連続だった。ページを開くたびに、うわああっと思い、読み終えた感想は「すごい本」だった…。なんだかよくわからないが、ふたりの漫画家が、自分の表現したい世界を一緒に作れる相手と出会いクォリティの高さのタガが外れて、ブチ抜けている。 けれど「プリニウス」は、ギャグマンガではないので、日本のなにかに強く肩入れして、問題定義と経過と解決を探るというわかりやすいドラマを追う、という作り方をしていないので、私は話が退屈に思えた。 ドラマは見せてくれそうもない、ただただ、この世界の不思議、古代ローマのとある出来事、そして実力ある似たもの同士のマンガ家が出会って作品作りをする奇跡という、日常からの剥離、夢の時間を2本のペンで見せてくれるだけだ。画面の密度がすごくて、絵を見てその世界に没頭する、ドラマが無い。 まるで森薫の漫画のことのようだ。 ・最近は漫画の「絵」しか見ない読者が存在している。 ・バンドデシネに親しみ、その読み方をわかっている人が存在している。 ・森薫の作品は話を読まずに絵を眺めている分には素晴らしく、従来の漫画ファンからも支持されている。 異なる生物が同じ環境にいると似たような姿になることを収斂進化というそうだが、絵しか見ない読者、バンドデシネ読者、森薫ファンは「絵だけ眺める漫画のファン」という、収斂進化した人々なのかもしれない。 私はそんな進化したくないけど。 PR |
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コメント |
あれほど緻密なのに物語が全くないというのはまさに森作品のようですね
前から絶賛の嵐なのでさぞヴィクトリア朝や中央アジアの中で力強く生きる人々を本格的に描いた 歴史ロマン大作なんだろうなと思っていたのですがあまりにも期待外れで失望しました (作品の出来にも、それを絶賛する世間の人々にも…) 画面の描き込みは丁寧ですが内容のなさや話のつまらなさは読んでいて苦痛を感じる程でした 昔からエマなども大変褒められていたのでさぞ素晴らしい作家さんなんだろうなと 思っていましたが今は当時の謎の過大評価に理不尽さすら感じてしまいます 女性でも素晴らしい歴史大作を描かれてる人は沢山いるので性別は全く関係ないと 思いますが森さんは本当にごく表層的なビジュアル面にしか興味がないようですね 最新刊では遂にロシアの中央アジア侵攻が描かれ始めましたが まるで高校の歴史教科書程度の知識で描いたかのような陳腐な印象で 正直う~ん…な感じでした (勿論そんな訳はなく色んな専門書を読んだ上で執筆していると思うのですが) やはり「物語」を全く描けない人なんだなあとつくづく思いました あと個人的な感想ですが漫画だから多少美化するのはいいんですけど 悪い意味で綺麗すぎて全然現地の空気感や歴史が感じられません 人々の生活だけを丁寧に描く漫画というのもアリだと思いますが人々の暮らしの積み重ねや 奥深さや人間ドラマが全く感じられないのはどうなんだろうと思います 美少女たちの他愛ない馴れ合いの可愛さだけで許されている 感じがありますねそれこそ萌アニメのように 絵だけ綺麗で話がつまらない作家として例えば大暮維人など批判されているクリエイターは 多々いますがそれと反して森作品がここまで絶賛され過大評価される今の世の中とは 一体何なんだろう…ととても不可解です 【2018/06/1218:16】||me#4fad21425c[ 編集する? ]
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>me様
森薫作品への世間の評価は本当に不思議ですね。 絵が緻密で丁寧なことと、善人ばかりの日常世界ということで なんとなく読者が「これは素晴らしい話なんだ」と思い込んでしまうのだろうか? などと考えていますがまだ答えが出せていません。 萌え日常漫画が悪いというわけではないのですが 個人的にはキャラにも魅力が感じられないし 学者が褒めるレベルの緻密な描写で「嫁がパンを焼きに行ったら友達ができました」 みたいな話をされてもなぁと思います。 そんな話がここまで評価が高いというのは……日本には疲れている人が多いのでしょうか。 【2018/06/1822:44】||Serrat#6b080b1f6a[ 編集する? ]
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