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2011 07,12 21:32 |
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以下はアンチ森薫の吐き捨てです。検索などでうっかり来てしまった森薫ファンの方、心優しく良識ある方は読まないで下さい。読んで不快になられても責任は取りません。
もう何年も前、「エマ」がそれなりに人気で話題になった。 表紙は「眼鏡をかけたメイド」といういかにもなものだったが、絵柄からは昨今の「メイド萌え」「眼鏡っ娘萌え」とは違うものが感じられた。 断片的な情報によると、ヴィクトリア朝イギリスを舞台にしたメイドの話らしい。 これはきっと、緻密な考証に基づいた読み応えのあるドラマだろうと思った。 以前からイギリスに興味があったこともあり、この「エマ」も読んでみたいと思ったが、色々な事情で単行本を買うことができずにいた。 そんなある日、正式名称は何だか知らぬが、書店にある第一話目だけ載っている小冊子に「エマ」が載っていた。私はさっそく手にとって読んでみた。 貴族の青年(名前忘れた)がとある家を訪ねると、メイドがドアを開き、青年は頭をぶつける。 この時点で「?」 イギリスのドアはほとんど内側に開くようになっていると、とある本に書いてあったのだが…… ひっかかりつつも読み進めてみた。 第一話目ということもあってか、特にドラマチックなことも起こらず終了。悪くはないが、あまり興味を惹かれなかった。うまく言えないが何か違和感を感じた。作者はイギリスに行ったことがなく、資料と想像だけでこれを描いているのではないかと思った(後にこの想像は事実だったことがわかった)。少なくとも私の期待したものは無かった。何より、重要であろう二人の出会いのシーンでひっかかってしまったので、「エマ」への期待はかなり下がってしまった。 いや、たかが扉くらいでそう思う自分は何なんだ。本に書いてあっただけで実際にイギリスに行った事もないくせに。どう考えてもこの作者のほうがイギリスに関する知識は上だろう。でもあの本ベストセラーなのに、この作者は読んでないの? いや、たまたまあの家の扉が外開きだっただけかもしれないし、イギリスには案外外開きの扉も多いのかもしれない。でもなぁ…… ……と、自己嫌悪に陥りつつも疑問は消えなかった。 この数年後、私は念願のイギリス旅行に行った。扉の開く方向に注意していたのだが、統計を取るまでも無く、一つを除いて全てが内開きだった。 とまあ扉の開き方一つで私は「エマ」につまづいたのだったが、やっぱり一度読んでみたいという思いは消えなかった。 PR |
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